長野県・栃木県内の避難所へ、635枚の畳をお届けしました。

被災地に対しての動き

[ 2019年10月20日(日)]

2019年10月12日~10月13日にかけて日本列島を襲った「台風19号」の被害により、各地で大規模な洪水などが発生。10月13日より、プロジェクトメンバーが連絡を取り合い活動を開始しました。長野県・栃木県の市役所と打ち合わせ、避難所をまわらせていただき合計で635枚の畳をお届けしました。

また、長野市内の避難所へ畳を搬入する際に、地元中学硬式野球チーム「長野北シニア」のみなさんがお手伝いをしてくださいました。有難うございます。以下、栃木市の避難所に畳をお届けしたことを順次報告させていただきます。

 10月14日
防災協定を締結している栃木市危機管理課・障害福祉課より、園部町の老人福祉センター「長寿園」への畳の要請が第一連絡畳店の鈴木たたみ店(栃木市)に入る。 要請枚数は40枚。鈴木たたみ店自身が被災している為、第二連絡店の石川畳店(宇都宮市)へ連絡し引き継ぎをする。
栃木県内のメンバーにて情報交換。
栃木県内、埼玉県内での製作を検討したが、両県とも被災しており浸水対応などで動きがとれない。別の地域での製作の検討を始める。

10月16日
長野市に届ける予定の畳を製作している甲信・東海地区から40枚製作の申し出がある。
この畳を小川畳店(東京都)にて受け取ることが決定。

10月17日
宇都宮畳工業(宇都宮市)が長寿園への搬入日時の打合せ。
20日13:30からの搬入が決定。
鈴木たたみ店が栃木市内のメンバーに搬入についてのお知らせ。
渡辺畳店が当日搬入の手伝いに。

10月19日
東海地区で製作の畳40枚が、小川畳店(東京都足立区)に届く。

10月20日
小川畳店から長寿園に向けて出発。同日12:30渡辺畳店、宇都宮畳工業、小川畳店が待ち合わせ場所に集合。搬入時の注意点などを再確認。

同日13:30
搬入。長寿園、避難所関係者の方の立ち合いの元、2階会議室スペース、大広間へ搬入。

~避難者の方から。~
「畳が来るなんて思いもしなかったので驚きと喜びです。ありがとうございます。」とのお言葉をいただく。

同日15:00
近くの避難所の状況確認。避難所の方に教えてもらった近隣の避難所へ訪問。

「栃木市立中央小学校」
30数名の避難者が体育館で過ごされている。段ボールベッド・マットレス・段ボールの間仕切りがあり、現状では畳は必要がないと思われる。 (発災直後は200名ほどの避難者。徐々に自宅に戻られている。)畳の要望があれば、危機管理課・障害福祉課の担当者の方へ連絡してくださいと、避難所管理者の方へ伝える。

栃木市との連絡窓口店の鈴木たたみ店を訪問。
鈴木たたみ店は膝位まで浸水。水に浸かった機械の修理などで大変だったが、19日より畳の仕事が出来るようになってきた。
近隣メンバー、たたみ工房あおき(大平町)を訪問。
地元の泥かきボランティアで手がいっぱい。千葉県からメンバーの広嶋屋もボランティアに駆け付けていた。合流して情報交換。
渡辺畳店は店内に入ってきた水を古ゴザ等を積み上げなんとか浸水を防ぐことができた。宇都宮畳工業も大きな被害からは免れた。

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