28時間マラソン、鈴鹿山麓の風呂屋。大都会にない魅力。

47都道府県, 三重

28時間マラソン、鈴鹿山脈麓の風呂屋。
ニッチだけど面白い。大都会にない魅力。

大学をきっかけに10年ほど大阪に住み着いていましたが、畳屋を継ぐことを決意して27歳で地元四日市へ。
ところが30歳から2年間夫婦で世界一周旅行に行きました。畳屋はやめる覚悟で。
でも、家族や友人がいるし、なにより自分が大好きな海も山も近い地元で、結局畳屋を継ぎ直すことにしました。それからは「地元密着型」です。

子どもの小学校のPTA会長もやらせてもらって地域の沢山の人と関わりを持つことができました。走るのも昔から好きなので、縁があって5年前から地元で28時間マラソンを主催しています。
走る時間帯も時間も距離も自由、飲みながら食べながらもOKの大会なので、受付に山盛りになる差し入れを食べながら休憩したり、3km先の繁華街まで走ってご飯食べに行く人もいますが、地元のみんなが顔をあわせて町が元気になっているように感じています。
今では900人が参加、遠くからわざわざ楽しみに来てくれる人もいます。

あとは地元FM局で「畳屋じゅんちゃんのラジオdeご縁」という番組をやらせてもらってます。
四日市で頑張っている人にラジオに出演していただき、これまでの人生を語ってもらっています。鈴鹿山脈の麓でお風呂屋さんしているとか、四日市にはニッチだけど面白いことをしている人がたくさんいます。
大都会にはない魅力があるし、転勤族が多いからか、オープンな気質で居心地がいい。ここだから自分は畳屋を続けさせてもらえているんじゃないかと思っています。

(有限会社石川畳店 石川淳二)