これからも温泉の恩恵に感謝し、湯がき文化を大切にしたい

47都道府県, 兵庫

これからも温泉の恩恵に感謝し、湯がき文化を大切にしたい

兵庫県新温泉町・湯村。小さな温泉地。
そんな地元、湯村では昔から湯がき文化があります。街の中心部にある源泉では、98℃にもなる高温の源泉で、いつも、もうもうと湯けむりが上がっています。

そんな源泉で、卵そしてさつまいもやとうもろこしなどの野菜、春には筍も湯がきます。
小学生の頃は、寒い冬、学校に行く前に川の小石を源泉につけて、温かくなった小石をカイロがわりにポケットにいれて、学校によく持って行きました。また、休日の昼食に、カップヌードルに源泉から温泉を入れて、源泉下の河原で友達とよく食べてました。楽しく、おいしかった思い出があります。

今は、卵を湯がいたり、就寝前の湯たんぽに温泉を入れてきたりと利用しています。
また、源泉から各家に配湯もあり、いつでも蛇口をひねれば温泉がでるのですが、子供の頃は蛇口をひねれば温泉がでるのがあたりまえのことだと思っていましたが、京都での修行時代から地元に帰ってきてからは、いつも使っている温泉の恵みに感謝し温泉のありがたさを感じています。
湯がき文化を大切にしながら、地元のためにがんばりたいですね。

(吉田制畳 吉田一也)